静岡新聞の27歳のカメラマンが、ことし3月、前の車に故意に接近するなど「あおり運転」を繰り返したとして暴行の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは沼津市市場町に住む静岡新聞東部総局のカメラマン、水島重慶容疑者(27)です。
警察によりますと水島カメラマンは、ことし3月、沼津市の国道で会社の車を運転中に、およそ700メートルにわたって故意に前の車に急接近したりクラクションを鳴らしたりする「あおり運転」を繰り返した暴行の疑いが持たれています。
警察は、付近の防犯カメラや周辺の車のドライブレコーダーの映像から当時の状況を確認し、逮捕したということです。調べに対し、水島カメラマンは「クラクションを鳴らしただけだ」などと一部否認しているということです。
また、水島カメラマンは、逮捕容疑となった「あおり運転」の直後に、スピードをゆるめずに交差点を左折し乗用車3台にぶつかり男性2人にけがをさせたとして、危険運転傷害の疑いで今月8日に逮捕されていました。その後、逃走や証拠隠滅のおそれがないとして釈放されましたが、任意で捜査が続けられています。
静岡新聞社の風間隆男総務局長は「報道に携わる社員があおり運転による暴行容疑で再び逮捕されたという事実を真摯(しんし)に受け止めております。危険な目に遭われた運転者の方には心よりおわびを申し上げます。一連の事実を詳細に確認したうえで厳正に対処します」としています。
-- NHK NEWS WEB