KDDIとソフトバンクは、中国の通信機器大手 ファーウェイ製のスマートフォンの新機種の発売を延期すると発表しました。米中の貿易摩擦の影響でファーウェイ製品が安定的に供給できるか確認が必要なためとしています。
両社が発売を延期するのはファーウェイ製のスマートフォンの新機種「P30シリーズ」で、
▽KDDIは「au」ブランドで今月下旬から、
▽ソフトバンクは第2ブランドの「ワイモバイル」で24日から、発売を予定していました。
両社は、すでに開始していた予約の受け付けも停止するということです。
ファーウェイをめぐっては、アメリカのトランプ政権による規制の影響で半導体などの調達が難しくなる可能性が指摘されているほか、スマホに使われているグーグルの基本ソフト「アンドロイド」などについても、新製品への提供が停止される可能性が指摘されています。
このためKDDIとソフトバンクは、端末の安定供給や利用に影響がないか確認が必要だとしています。
NTTドコモも、ファーウェイのスマホの新機種について、予約の受け付けを停止する方向で検討しているということです。
ファーウェイは21日、日本でのスマホの発売を計画どおり続けると発表していましたが、一転して携帯会社側が影響を懸念した形です。
一方、ファーウェイが家電販売店などを通じて販売するスマホについては予定どおり発売したいとしています。
-- NHK NEWS WEB