自動車に関する最新技術の展示会が横浜市で開かれ、子どもやペットが車内に置き去りになるのを防ぐ技術などが紹介されています。
展示会には、国内外の自動車部品メーカーなど600社余りが出展しています。
フランスの部品メーカーは、子どもやペットが車の中に置き去りにされるのを防ぐ技術を発表しました。
自動運転で使うセンサーを活用し、毛布や暗がりで見えていなくても呼吸を感知して存在を確認するもので、犬の動きを検知するデモンストレーションを行いました。
車に取り残された場合にはドライバーのスマートフォンにアラームを出すことなどが想定されています。
車のライトなどを製造する日本のメーカーは、車のフロント部分に400個のLEDを取り付け「発進」や「停車」など自動運転の車の動きを、矢印やアルファベットで表現して周囲に伝える技術を公開しています。
この技術は法律上まだ実用化できませんが、自動運転ではドライバーに代わって注意喚起する手段として将来的に必要になるとしています。
会場では自動運転バスの試乗も体験できます。
「自動車技術会」の坂本秀行会長は「人工知能や情報通信など従来の自動車の枠組み以外の出展も増えている。自動車業界が大きく変わる中、新たな連携の場になってほしい」と話しています。
この展示会は「パシフィコ横浜」で24日まで開かれています。
-- NHK NEWS WEB