カジノに使われる最新のスロットマシンやルーレットなどを集めたアジア最大規模の見本市がマカオで始まり、参加した人たちからはIR=統合型リゾートの整備に向けて準備が始まっている日本の市場に期待する声が聞かれました。
マカオでは21日から3日間、アジア最大規模のカジノ産業の見本市が開かれ、アメリカや日本などからおよそ200社が出展しています。
会場には、最新のスロットマシーンやルーレットなどカジノに使う機器が数多く展示されていて、訪れた人たちは実際に機器を動かしたり、担当者から説明を聞いたりして、商談を進めていました。
また、会場では日本で去年、カジノを含むIRの整備法が成立したことを受けて、ゲーム機器メーカーなど、日本の担当者を招いたセミナーも開かれ、カジノ事業に詳しいコンサルタントは「日本のIRは地域活性化の手段として期待されている。参入する企業は地域の自治体や企業といかに協力していけるかが鍵だ」などと説明していました。
セミナーには、企業関係者や投資家などおよそ100人が集まり、日本の市場に対する関心の高さをうかがわせていました。
参加したマカオのIRの専門家は「日本は最後に残ったもっとも大きな市場だ。マカオの企業は経験があり、日本でもうまくやっていけるだろう」と述べ、日本市場への参入に期待感を示していました。
-- NHK NEWS WEB