民進党の会合で、政府が、長時間労働の是正に向け、罰則つきの時間外労働の上限を、企業の繁忙期には月最大100時間とする方向で調整していることについて、過労死が増えかねないなどとして批判が相次ぎました。
政府は、長時間労働の是正に向けて導入を目指している、罰則つきの時間外労働の上限について、月平均60時間・年間最大で720時間とし、企業の繁忙期であっても、年間720時間を超えないことなどを前提に、月最大100時間とする方向で調整しています。
これについて、民進党が国会内で開いた会合で、大串政務調査会長は、「月100時間というのは、規制の数字に値せず、ほとんど規制の体をなしてない。あまりにも長すぎる数字だ」と述べました。また、山井国会対策委員長も「1か月の上限100時間というのは過労死ラインだ。過労死するまで働かせることにお墨付きを与えかねないことになる」と述べるなど、批判が相次ぎました。
-- NHK NEWS WEB