企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーのことし3月の受注額は2か月連続で増加しましたが、増加幅が小さかったため、内閣府は基調判断を「足踏み」に据え置きました。
内閣府が発表した機械受注統計によりますと、主な機械メーカーが国内の企業からことし3月に受注した金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて8688億円でした。
これは前の月を3.8%上回り、2か月連続の増加となります。
増加したのは、
▽「運輸業・郵便業」から鉄道車両やコンピューター関連の受注が好調だったこと、
▽「建設業」からの建設機械の受注が増えたこと、などが主な要因だということです。
ただ内閣府は増加幅が小さかったことを踏まえ、基調判断を「足踏みがみられる」に据え置きました。
一方、内閣府はことし4月から6月の機械受注の動向について、前の3か月に比べ15.7%の増加になるという見通しを公表しました。
内閣府は「企業の設備投資に対する意欲は底堅いと見ているが、引き続き中国経済の減速の影響を注視していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB