ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンなどが排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、ドイツの検察当局は、大手自動車部品メーカーのボッシュに日本円で110億円余りの罰金の支払いを命じました。ボッシュは罰金を支払う意向を示しています。
ドイツでは、ディーゼル車に排ガスを制御する不正なソフトウエアを搭載し規制を逃れていたとして、フォルクスワーゲンに対して10億ユーロ(日本円で1300億円)の罰金が、また、傘下のアウディとポルシェにもそれぞれ多額の罰金が科されています。
ドイツの検察当局は23日、大手自動車部品メーカーのボッシュに対し9000万ユーロ(日本円で110億円余り)の支払いを命じたと発表しました。不正なソフトウエアをエンジン部品に組み込んで、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーに納入していたということです。ボッシュは、罰金の支払い命令を受け入れる意向を示しています。
検察当局は、排ガス規制をめぐる一連の不正問題について、大手自動車メーカー側が主導したものだと指摘して、捜査を続けています。
-- NHK NEWS WEB