24日、滋賀県内の名神高速道路で、観光バスが玉突き事故を起こし、巻き込まれた車に乗っていた58歳の女性が死亡、孫の小学生の女の子が意識不明の重体となっています。ほかにも乳児を含む15人がけがをしていて警察はバスの運転手を逮捕して、詳しい状況を調べています。
24日午後4時半ごろ、滋賀県草津市の名神高速道路の上り線で、観光バスがワンボックスカーに追突し、前にいた別の2台の車も巻き込まれました。
警察によりますと、この事故で、ワンボックスカーに乗っていた奈良県大和高田市の会社員、仲本佳子さん(58)が死亡し、孫で小学1年生の7歳の女の子が意識不明の重体になっています。
ワンボックスカーには、仲本さんと娘3人の家族の大人4人、子ども8人が乗っていて、乳児を含むほかの10人も重軽傷を負いました。また、別の2台の車に乗っていた男女3人と、観光バスの乗客2人が軽いけがをしたということです。
これまでの調べでバスは新名神高速道路に分岐する左側の車線を走っていて、渋滞で止まっていた車の列に突っ込んだということです。
運営会社によりますと、バスには中国からの観光客30人ほどが乗っていて、宿泊先の愛知県内のホテルに向かっていたということです。
警察は、バスの運転手の大阪・八尾市の鈴木武容疑者(52)をその場で逮捕して今後、過失運転致死傷の疑いで当時の状況などを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB