インド西部にあるショッピングセンターなどが入った4階建ての複合ビルで火事があり、ビルの中にある学習塾で勉強していた夏休み中の子どもたちが逃げ遅れるなどして、これまでに20人が死亡しました。
インド西部グジャラート州の町、スーラトで、現地時間の24日午後、ショッピングセンターや企業の事務所などが入った4階建ての複合ビルから火が出て、燃え広がりました。
ビルの3階と4階には学習塾が入っていて、出火当時、塾には夏休み中の10代の子どもたち100人ほどが勉強していたということです。
地元の警察によりますと、ビルは5時間にわたって燃え続け、子どもたちは外に逃げようとして窓から飛び降りたり、逃げ遅れたりしてこれまでに20人が死亡、20人近くが病院で手当てを受けているということです。
警察の調べによりますと、ビルの4階は、学習塾が、子どもたちを大勢受け入れるために建て増しした部分で、木材など燃えやすい建材が使われていたため、火のまわりが速かったということです。
また、3階と4階にはスプリンクラーなどの消火設備が設置されていなかったということで、警察は、ビルの管理者から事情を聴くとともに、火事の原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB