26日未明、千葉県銚子市の犬吠埼の沖合で貨物船どうしが衝突し、このうち1隻が沈没して乗組員4人が行方不明になり、海上保安本部が巡視船を出すなどして捜索に当たっています。
第3管区海上保安本部によりますと、26日午前2時すぎ、千葉県銚子市の犬吠埼から南に11キロの海上で貨物船どうしが衝突しました。
衝突したのは愛媛県今治市の海運会社が所有する「千勝丸」と、広島県呉市の海運会社が所有する「すみほう丸」で、このうち千勝丸が沈没して船にいた5人のうち乗組員4人の行方が分からなくなっています。
千勝丸の男性船長は、海上保安本部の巡視船に救助され、意識はあるということです。
一方、すみほう丸には4人が乗っていましたが、これまでに救助の要請は入っていないということです。
沈没した千勝丸は、およそ1600トンの鋼材を積んで茨城県の鹿島港を出港し大阪に向かう途中だったということです。
また当時、現場の海域は霧がかかっていて視界が悪かったということで、海上保安本部が事故の原因を調べるとともに、巡視船やヘリコプターを出して、引き続き行方不明者の捜索にあたっています。
-- NHK NEWS WEB