世界3大映画祭のひとつフランスのカンヌ映画祭で最優秀賞のパルムドールに韓国のポン・ジュノ監督の作品が選ばれ、去年の是枝裕和監督の「万引き家族」に続き、2年連続でアジア出身の監督の作品が受賞しました。
ことしで72回目となるカンヌ映画祭では、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門に、日本でも人気のアメリカのクエンティン・タランティーノ監督の新作など21作品がノミネートされました。
最終日の25日、各賞の発表が行われ、パルムドールには「グエムル~漢江の怪物~」など数多くのヒット作で知られ韓国を代表する映画監督ポン・ジュノさんの作品「PARASITE」が選ばれました。
作品は、韓国の格差社会をテーマに、失業中の4人家族の長男が、安定した暮らしを求め裕福な企業経営者の家の家庭教師になったことで、予期せぬ出来事に巻き込まれる姿を描くブラックコメディーです。
パルムドールに、韓国の監督の作品が選ばれるのは初めてです。
コンペティション部門では去年、是枝裕和監督の「万引き家族」が日本の映画としては21年ぶりにパルムドールを受賞していて、2年連続でアジア出身の監督の作品が最優秀賞を受賞しました。
-- NHK NEWS WEB