「トヨタ自動車」は、アジア最後のフロンティアと呼ばれ、自動車市場の拡大が期待されるミャンマーに、自動車を組み立てる工場を新たに建設する方針を固めました。
ミャンマーは経済成長が続き、人口も5000万人を超えることから、アジア最後のフロンティアと呼ばれ、自動車市場の拡大が期待されています。
関係者によりますとトヨタ自動車は、ミャンマー最大の都市、ヤンゴン近郊にあるティラワ経済特区に現地向けのピックアップトラックを組み立てる工場を建設する方針を固めました。
建設費は数十億円で、年間数千台を生産する計画で、年内にも着工する予定です。
ミャンマーには、日本の自動車メーカーでは「スズキ」がすでに工場を建設し、現地で50%以上の高いシェアを占めているほか、韓国の自動車メーカーも現地生産に乗り出すなど、進出する動きが活発になっています。
ミャンマー政府も自動車産業の育成に向け、税制面での優遇などで現地生産を後押ししていて、トヨタとしては、今後、この工場で生産車種を増やすとともに部品の供給網なども将来的には整えることで、ミャンマーでの生産を強化していくものと見られます。
-- NHK NEWS WEB