建設した建物の施工の不備が問題となっているレオパレス21は事態を重くみて、8人いる社内の取締役のうち7人が一斉に退任する方針を固めました。
レオパレス21が建設した建物では耐火構造が法律の基準を満たさないなどの不備が相次いで明らかになっています。
これまで経営を担ってきた深山英世社長は責任を取って今月30日で社長を退任すると発表していましたが、取締役にはとどまるとしていました。
しかし、事態は深刻で経営陣のさらなる刷新を図る必要があるとして、8人いる社内の取締役のうち、深山社長を含む7人が一斉に退任する方針を固めました。
後任の社長に昇格する宮尾文也常務のみ取締役にとどまります。また会社は経営の透明性を高めるために社外取締役を増やします。
現在、取締役は社内が8人、社外が3人となっていますが、今後は社内を5人に減らし、社外も同数の5人とする方針です。
レオパレス21は外部の調査委員会による報告書を29日にも公表することにしています。
-- NHK NEWS WEB