パリのエッフェル塔に高さ115メートルの展望台からワイヤーを使って地上まで滑り降りるアトラクションが設けられ、世界的な名所での最高時速100キロ近い空中滑走が話題を呼んでいます。
このアトラクションは今月26日にパリで開幕したテニスの四大大会の全仏オープンに合わせて訪れる観光客に楽しんでもらおうと、大会のスポンサー企業が期間限定で設けたものです。
スタート地点はエッフェル塔の高さ115メートルの展望台で、およそ800メートル先の地上のゴールまでワイヤーが張られています。
体験する人たちはワイヤーと体を安全ベルトで固定したあと、滑車を利用して一気に滑り降りていきます。最高時速は100キロ近くで、1分ほどでゴールに着くということです。
全仏オープンにあやかってテニスボールと同じ黄色のヘルメットをかぶってアトラクションを体験した人たちは、パリの町並みを眺めながら空中滑走を楽しんでいました。
32歳の女性は「景色がすばらしかった。信じられない体験だった」と話していました。
このアトラクションは来月2日まで、抽せんで選ばれた一般の観光客260人が楽しめるということです。
-- NHK NEWS WEB