家電量販店のヤマダ電機は、自社で運営する通販サイトに不正なアクセスがあり、最大で3万7000件余りのクレジットカードの情報が流出した可能性があると発表しました。発覚してから1か月以上たっての公表で、一部のカード情報は不正に利用されたおそれがあるということです。
不正なアクセスがあったのはヤマダ電機が運営する「ヤマダウェブコム」と「ヤマダモール」の2つの通販サイトで、最大で3万7832件のクレジットカードの情報が流出した可能性があるということです。
流出のおそれがある情報はことし3月18日から4月26日までの間に2つのサイトに新規に登録したり、登録内容を変更したりしたカード番号や有効期限、それにセキュリティコードです。
このうち、一部のカード情報が不正に利用されたおそれがあるということで、現在、会社が被害の件数や被害額などを調べています。
今回、情報が流出した可能性が発覚したのは今から1か月以上前の先月16日で、カードの新規登録や登録内容の変更を停止したのは、その10日後でした。
公表が遅れたことについてヤマダ電機では、「正確な状況を把握しない段階で公表することはかえって混乱を招くことになると判断した」としています。
-- NHK NEWS WEB