「家庭教師のトライ」を運営するトライグループの元役員らが、会社から架空の人件費700万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、「家庭教師のトライ」などを運営するトライグループの元取締役で東京 渋谷区に住む鈴木貴博容疑者(43)と、元社員で東京 目黒区に住む中村暢孝容疑者(37)です。
警視庁によりますと、トライグループに在職していた平成27年から28年にかけて、鈴木容疑者が別に経営していた子ども向けの英語教室の講師ら4人がトライグループで働いていたという虚偽の書類を作り、4人分の給料としておよそ720万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
2人は当時、同じ部署の上司と部下で鈴木容疑者が架空の書類を作るよう指示し、中村容疑者が書類を作成したということです。
警視庁によりますと、調べに対し、2人は容疑を認めているということで、だまし取った金は鈴木容疑者が別に経営していた会社の事業費に充てたとみられています。
警視庁は、同様の手口で、平成25年からのおよそ3年間で、合わせて2300万円をだまし取ったとみて、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB