28日、川崎市の路上で小学生らが包丁で刺され、19人が死傷した現場では、30日朝も多くの人が訪れ、花などを供え手を合わせる姿が見られました。
この事件では、小学生や大人合わせて19人が包丁で刺され、いずれも都内に住む小学6年生の栗林華子さん(11)と外務省職員の小山智史さん(39)の2人が死亡し、17人が重軽傷を負いました。
事件があった現場には、30日も早朝から花や飲み物を供え手を合わせる人が次々に訪れました。
40代の女性は、「きのうから花を用意しました。近所に住んでいるのでこういった事件が起きて本当にショックです。学校側は子どもの見守りなどできるだけのことをしていたと思うので、容疑者のような人を生まない社会をつくっていくしかないと思いました」と話していました。
また仕事の休みを利用して訪れたという40代の男性は、「犠牲になった人たちが本当にかわいそうです。多くの子どもを巻き込むなんて許せません」と涙ぐみながら話していました。
さらに出勤前に手を合わせに来たという40代の会社員の男性は、「少し気持ちが落ち着いてから手を合わせに来たいと思い、きょう訪れました。心が痛みます」と話していました。
-- NHK NEWS WEB