コンビニ大手の「セブン−イレブン・ジャパン」の東京・武蔵野市内のフランチャイズ店が、アルバイトの女子高校生がかぜで欠勤したことを理由にペナルティーとしてアルバイト代金を差し引いていたことがわかり、会社側は不適切だとして店に返金を指示しました。
「セブン−イレブン・ジャパン」の親会社、「セブン&アイ・ホールディングス」によりますと、今月後半、武蔵野市内にあるフランチャイズ店のアルバイトの女子高校生がかぜのために2日間欠勤しました。
その後、今月26日になって女子高校生が1月分のアルバイト代金を受け取ったところ、欠勤した分を差し引いた代金から、さらに「代わりの人を探さなかった『ペナルティー』だ」として、欠勤した10時間分のアルバイト代9350円が差し引かれていたということです。
その日のうちに女子高校生の家族から会社に連絡があり、発覚したということで、「セブン−イレブン・ジャパン」は、ペナルティーの理由としてふさわしくないうえ、制裁のための減給の上限を定めた労働基準法に違反するとして店に返金を指示しました。
「セブン&アイ・ホールディングス」は「加盟店の認識不足とはいえ、法令順守を一層徹底していきます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB