30日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価が3営業日ぶりに値上がりしましたが、米中貿易摩擦への懸念から、値上がり幅は限られ、株式市場の慎重な見方をうかがわせています。
30日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて43ドル47セント高い、2万5169ドル88セントで、先週金曜日以来、3営業日ぶりに値上がりしました。
今週のニューヨーク株式市場は、米中貿易交渉が長期化し、世界経済への影響は避けられないのではないかという見方から、ダウ平均株価は、連日200ドルを超える値下がりを記録しました。
30日は、値下がりした銘柄を買い戻す動きがでましたが、原油価格の値下がりにつられて、ダウ平均株価が一時、マイナスに転じるなど、先行きに慎重な見方が強いことをうかがわせています。
市場関係者は「米中交渉への懸念が根強いため、値上がり幅が限られる、いわゆる『上値が重い』展開が続いた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB