アメリカのトランプ大統領が中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止することなどを命じたことに、世界各地で批判が強まる中、31日、東京でも日本に住むアメリカ人などが抗議活動を行いました。
31日朝、東京のアメリカ大使館の近くで行われた抗議活動には、インターネット上の呼びかけで集まった、日本に住むアメリカ人などおよそ30人が集まりました。
集まった人たちは、「イスラム教徒の入国を禁止するな」とか、「移民によってアメリカは偉大になった」などと書かれたプラカードを掲げ、トランプ大統領が大統領令で中東やアフリカの7か国の人の入国を一時的に禁止したことや、すべての国からの難民の受け入れを一時的に停止したことを非難しました。
そして、「壁ではなくて橋を築こう」とか、「アメリカはすべての人に開かれている」などと声をあげて訴え、トランプ大統領に対して直ちに大統領令を撤回するよう求めました。
日本の会社で働くアメリカ人の女性は「大統領令は人権侵害で、アメリカにとってもよいことは1つもない。私たちがこの大統領令を支持していないことをはっきりと示すことが重要だと思い、参加しました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB