来年春に卒業する大学生らを対象にした大手企業の採用面接が解禁され、多くの企業が一斉に面接を始めました。
大手企業の採用活動は、今回までは経団連がルールを示す形で進められ、3月からの会社説明会に続いて1日、採用面接が解禁されました。
このうち、「損害保険ジャパン日本興亜」は、全国31の会場で午前9時から面接を始め、東京 新宿区の本社では、開始前から学生が列を作っていました。
人手不足を背景にことしも学生優位の売手市場が続いていて、実態としては、先月1日時点ですでに半数を超える大学生が内定を得ているという調査もあります。
こうした中でこの会社は、多くの学生に採用面接に来てもらえるよう、事前に面接時間を再確認する連絡を入れるなどしたということです。
また、ことしから秋採用や冬採用も実施することにし、多様な人材を取り込みたいとしています。
人事部の福元利一グループリーダーは「私たちが来てほしい学生さんは、ほかの企業から見ても優秀な学生さんだと思う。面接を通じて当社の魅力を最大限伝え、学生さんに選んでもらえるよう努力したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB