2020年東京オリンピックの聖火リレーを走るランナーの募集が、今月中旬に始まることになりました。
大会組織委員会は1日、都内で開いたイベントで聖火ランナーの募集の概要を発表しました。
募集は、聖火リレーのスポンサー企業4社と各都道府県がそれぞれ行い、スポンサー企業は最も早いところで今月17日に、都道府県は来月1日に募集を開始し、締め切りはいずれもことし8月31日となっています。
応募できるのは、2008年4月1日以前に生まれた人で、走る際におおむね中学1年生以上となります。
国籍や性別は問わず、希望する都道府県に何らかのゆかりがあることを原則とし、国籍や障害の有無、性別、年齢のバランスに配慮しながら、幅広い分野から、地域で活動している人を中心に選定するとしています。
決定はことし12月以降に順次、通知されます。
詳しい応募方法は、今後、スポンサー企業と各都道府県が発表します。
東京オリンピックの聖火ランナーは、1人当たりおよそ200メートルを走り、全体でおよそ1万人に上る見通しです。
このうち2500人程度を都道府県が受け持つ予定ですが、すべてが公募ではなく都道府県の推薦で選ばれる枠も含まれています。
聖火ランナーはこのほか50社を超える東京大会のスポンサー企業やIOC=国際オリンピック委員会などから推薦で選ばれる枠もあり、組織委員会は公募と推薦の割合などの詳細は明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB