国賓として初めてイギリスを訪問しているアメリカのトランプ大統領は日本時間の3日夜、バッキンガム宮殿を訪れ、エリザベス女王と会見しました。
トランプ大統領は3日昼すぎ(日本時間3日午後8時すぎ)、メラニア夫人とともにヘリコプターでバッキンガム宮殿に到着しました。
宮殿ではエリザベス女王やチャールズ皇太子らが出迎え、握手をしたあと歓迎式典が行われ、アメリカ国歌が演奏されました。
トランプ大統領はエリザベス女王と昼食をともにしたあと、チャールズ皇太子とカミラ夫人のもてなしでイギリス伝統のアフタヌーンティーを楽しむ予定です。
また、夜にはエリザベス女王主催の晩さん会が開かれることになっています。
トランプ大統領が国賓としてイギリスを訪れるのは初めてで、5日までの滞在期間中、王室のメンバーらによるさまざまなもてなしが予定されています。
ただ、イギリスではトランプ大統領の言動への批判も根強く、国賓という特別なもてなしにはふさわしくないとして各地で抗議デモが計画され、混乱も予想されます。
トランプ大統領は4日にはメイ首相と首脳会談を行い、貿易問題や中国の通信機器大手ファーウェイをめぐる問題などについて意見を交わす見通しです。
また、5日と6日にイギリスとフランスでそれぞれ行われる,
第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から75年を記念する式典に出席するほか、アイルランドとフランスで首脳会談を行うことにしています。
-- NHK NEWS WEB