3日のニューヨーク株式市場は、グーグル、アマゾン、フェイスブックと言った大手IT企業の株価が急落し、新興市場のナスダック総合指数は先週末に比べ大幅な値下がりとなりました。これらの大企業への規制が強まるのではないかという懸念が広がったためです。
3日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べ4ドル74セント高い2万4819ドル78セントで、小幅ながら値上がりしました。
一方、IT企業などが多い新興市場のナスダック総合指数は7333余りと、先週末に比べ1.6%を超える大幅な値下がりとなりました。
複数のアメリカメディアは、先週末、アメリカの司法当局が日本の独占禁止法にあたる「反トラスト法」に基づいて、グーグルを捜査する方針だと相次いで伝えました。
これを受けて、市場ではアップル、フェイスブック、アマゾンを含む「GAFA」とも呼ばれる大手企業への売り注文が増え、先週末に比べ、フェイスブックは7%、グーグルの親会社のアルファベットは6%、アマゾンも4%を超える大幅な値下がり率を記録しました。
市場関係者は「グーグルに関する報道をきっかけに、それぞれの市場で圧倒的なシェアを持つITジャイアントと呼ばれる企業への規制が強まり、業績に影響が出るのではとの懸念が広がった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB