横浜市の新交通システム「シーサイドライン」の事故を受けて、運行会社は自動運転での運行再開を目指していますが、原因の特定が難航した場合は、運転士が乗務し、手動で操縦する形での運行再開を検討していることを明らかにしました。
今月1日、シーサイドラインの新杉田駅で無人で自動運転する車両が逆走し車止めに衝突した事故では、乗客14人が重軽傷を負いました。
シーサイドラインは4日も始発から全線で運転を見合わせ、再開のめどは立っていません。
運行会社によりますと、逆走した車両は時速20キロ以上で車止めに衝突したとみられていますが、これまでの調査で原因は判明しておらず、特定には時間がかかることが予想されるということです。
会社側は、調査が難航した場合、いったん自動運転の再開を先送りし、運転士が乗務して手動で操縦する形で運行を再開させることも検討している、と3日夜に明らかにしました。
今後、会社は国土交通省の指導を受けながら、ブレーキの点検のほかスピード超過を防ぐ安全装置のテストなどを進め、有人での運転に備えるとしています。
-- NHK NEWS WEB