サッカーブラジル代表のネイマール選手が、今月開幕するサッカーの国際大会をけがで欠場することになりました。ネイマール選手をめぐってはSNSを通じて知り合った女性が性的暴行を受けたとして被害届を出したのに続き、大会スポンサーのカード会社も期間中の広告キャンペーンを中止すると明らかにし、逆境の状態が続いています。
サッカーブラジル代表のエース、ネイマール選手をめぐっては、SNSを通じて知り合った女性が、フランスのパリで性的暴行を受けたとして先月末にサンパウロの警察に被害届を出しています。
これに対してネイマール選手は、仕組まれたものだとして女性の訴えを全面的に否定しています。
報道の余波がさめやらぬ中、ネイマール選手は5日に行われたカタールとの親善試合に出場した際、右足首を負傷しました。
このためネイマール選手は、日本代表も参加して今月ブラジルで開幕する、サッカーの国際大会、「コパ・アメリカ」を欠場すると発表しました。
この発表について、ブラジル国内では非難の声が上がり、大会スポンサーのカード会社が、ネイマール選手を起用した期間中の広告キャンペーンを中止すると明らかにしました。
女性問題やけがといった逆境が続く中、ブラジルのトランプと呼ばれるボルソナロ大統領は、ネイマール選手と肩を組んだ写真をツイッターに投稿し、「私はネイマールを信じる」とエールを送っています。
-- NHK NEWS WEB