東京 墨田区の元区議会議員が政務活動費およそ1300万円を着服したとして、業務上横領の疑いで書類送検されたことが捜査関係者への取材でわかりました。
書類送検されたのは 東京 墨田区議会の松本久 元議員(57)です。
警視庁によりますと、平成28年5月から29年5月にかけて、所属していた自民党会派の口座から政務活動費およそ1300万円を40回近くにわたって引き出して着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
当時、自民党会派の会計担当をしていましたが、およそ1年間にわたって不正に政務活動費を引き出していたことが発覚し、おととし議員を辞職していました。
警視庁の調べに対し容疑を認めているということで、取材に対しては「父が経営する会社の資金繰りが苦しく、多くの借金があり、返済のために金を引き出した。大変申し訳ない」と説明していました。
着服した金の返済は終わっておらず、警視庁は今後の処分について起訴を求める「厳重処分」の意見をつけたということです。
-- NHK NEWS WEB