茨城県つくば市で9日まで開かれたG20=主要20か国の貿易とデジタル経済を担当する閣僚の会合に合わせて、各国の代表が市内にある研究機関やデジタル技術を活用したベンチャー企業を訪れ、日本の最先端技術を視察しました。
この視察は、つくば市で開かれたG20の貿易とデジタル経済を担当する閣僚の会合の一環として行われたもので、各国のデジタル経済を担当する大臣など約30人が参加しました。
このうち、筑波大学の山海嘉之教授が設立したベンチャー企業では、筋肉を動かすための情報を特殊なセンサーで読み取り、人の動作を補助するロボットの実演が行われました。
山海教授は「医療や介護、それに災害の現場などで活用が広がっている」と説明していました。
また、JAXA=宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターでは宇宙飛行士の若田光一さんが参加者を案内し、国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」の研究成果などを紹介していました。
このほか、今回の会合では、会場内で30余りの企業や団体が参加した展示なども行われ、日本の最先端技術をPRしたということです。
-- NHK NEWS WEB