ことし1月から3月までのGDP=国内総生産の改定値は、最新の統計データを反映した結果、企業の設備投資が非製造業を中心に増加し、年率に換算した実質の伸び率がプラス2.2%と、先月の速報段階の年率プラス2.1%から上方修正されました。
内閣府の発表によりますと、ことし1月から3月までのGDP=国内総生産の改定値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてプラス0.6%でした。
年率に換算するとプラス2.2%で、先月の速報段階の年率プラス2.1%から上方修正となりました。
これは新たに発表された統計データを反映した結果、「企業の設備投資」が速報値のマイナス0.3%からプラス0.3%と増加に転じたことが主な要因です。
一方、GDPの6割近くを占める「個人消費」は速報値のマイナス0.1%のまま変わりませんでした。
内閣府では「今回、設備投資が伸びたのは卸売りや小売り、サービス業など非製造業が中心で、製造業では中国経済の減速による輸出や生産の弱さを受けて投資は低調という見方に変わりはない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB