国会では、10日、参議院決算委員会で、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して、消費税率の引き上げや日米の貿易交渉などをめぐって論戦が交わされます。
参議院では、10日午後、決算委員会が開かれ、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して、平成29年度の国の決算について締めくくりの質疑と採決が行われます。
この中で、与党側は、中小企業の賃上げ支援策や、先月、大津市で保育園児の列に車が突っ込み園児2人が死亡した事故を受けた安全対策のほか、新たな景気刺激策の必要性などについて質問することにしています。
これに対し、野党側は、10月の消費税率の引き上げや日米の貿易交渉のほか、老後の資産形成をめぐり「およそ2000万円必要になる」などとした金融庁の審議会の指針などについて政府の見解をただす方針です。
一方、今月26日の会期末を控え、与党側が、安倍総理大臣と野党の党首による党首討論を来週19日に開催したいと提案しているのに対し、野党側は、衆参両院の予算委員会で集中審議を開催するよう求めていて、今後、与野党の間で調整が行われる見通しです。
また、夏の参議院選挙にあわせた衆参同日選挙の臆測がくすぶる中、野党による内閣不信任決議案提出の判断も焦点となります。
-- NHK NEWS WEB