コンビニエンスストアの過密な出店によって客の奪い合いが激しくなっているなどとして、コンビニの店主でつくる団体が経済産業省に対策を求める要請を行いました。
要請を行ったのは、コンビニの店主でつくる「コンビニ加盟店ユニオン」で、10日は酒井孝典執行委員長ら9人が経済産業省を訪れました。
要請では、店舗のすぐ近くに別の店舗がオープンする過密な出店によって客の奪い合いが激しくなり経営を圧迫しているなどとして、コンビニの本部に対策を働きかけるよう経済産業省に求めています。
コンビニをめぐっては、深刻な人手不足を背景に24時間営業の在り方が問題になっていて、コンビニ大手各社の本部は新規出店の基準を厳しくすることなどを盛り込んだ「行動計画」を、ことし4月公表しています。
要請を終えて記者会見した酒井執行委員長は「過密な出店をしないという『行動計画』が打ち出されたあとも、過密出店の事例が報告されている。具体的な対応を求めていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB