アメリカのニューヨーク中心部、マンハッタンにある高層ビルの屋上に10日午後、ヘリコプターが不時着し、消防によりますと、操縦していた1人が死亡したということです。
ニューヨーク中心部のマンハッタンで10日午後1時半すぎ(日本時間11日未明)、高層ビルの屋上にヘリコプターが不時着しました。
地元消防によりますと、この事故で操縦していたパイロット1人が死亡したということです。
ニューヨーク州のクオモ知事は、記者団に対して、「ビルの中にいる人たちは避難している」と話し、これまでのところけが人はいない模様です。
不時着したヘリコプターはビルの屋上にあるとみられ、現場周辺は広い範囲で交通が規制されていて、大勢の警察官や消防士があわただしく出入りし、通行人が不安そうに上を見上げています。
現場は、ニューヨークの観光スポットタイムズスクエアから北へ500メートルほどの高層ビル街の一角で、ヘリコプターが不時着したのは、ヨーロッパの大手金融グループ「BNPパリバ」が入っているビルとみられます。
事故当時、現場周辺は雲に覆われ雨が降っていました。
地元メディアは、ヘリコプターは悪天候のため飛行が困難になり、このビルの屋上にあるヘリポートに緊急着陸を試みたのではないかと伝えていて警察は、詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB