大手食品メーカーの「日清食品」は、二酸化炭素の排出量削減のため、主力商品の「カップヌードル」の容器に使われている石油由来のプラスチックの半分を2021年度までに植物由来に切り替えることになりました。
日清食品は「カップヌードル」の容器に、保存性を高めるため石油由来のプラスチックを3割程度使用していますが、この半分をことし12月の製造分から、サトウキビを使った植物由来のプラスチックに切り替えることになりました。
会社では、2021年度中に国内すべての「カップヌードル」を新型の容器に切り替えることにしていて、これによって石油由来のプラスチックの使用量をほぼ半分に減らせるほか、ごみとして焼却される際の二酸化炭素の排出量がおよそ16%削減できるということです。
日清食品では「カップヌードル」以外のカップ麺や袋麺でも順次、植物由来のプラスチックに切り替えることにしていて、即席めん国内最大手のこの取り組みが、食品業界にどの程度広がるのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB