世界最大級のゲームの見本市、E3がアメリカ ロサンゼルスで始まり、インターネットを使った「ストリーミング配信」を活用したゲームが注目されています。
E3はゲーム関連企業が新作を発表する世界最大級の見本市で、任天堂やフェイスブックなど200社以上が出展し、11日から3日間でおよそ7万人の来場者が予想されています。
ことしは、ゲーム専用の機械を使わずインターネットを使った「ストリーミング配信」を活用したゲームが数多く発表されています。
このうち「ファイナルファンタジー」シリーズで知られるスクウェア・エニックスは、アメリカの人気ヒーローを題材にしたゲームソフトを来年発売する予定で、大手IT企業のグーグルが始めるストリーミング配信を利用して遊ぶことができます。
アメリカ事業を統括するフィル・ロジャース氏は「ストリーミングにより、あらゆる端末で、より多くのキャラクターを使って、より高速にゲームが楽しめるようになる」と話しています。
ストリーミング配信ではゲームの複雑な画像処理を高性能なサーバー側で行うため、インターネットにつながっていれば専用の機械がなくてもゲームを楽しむことができます。
E3に出展した多くの企業は次世代の通信規格「5G」の導入を見据えて、ストリーミング配信を活用することを明らかにしています。
-- NHK NEWS WEB