企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーのことし4月の受注額は3か月連続で増加し、内閣府は基調判断を「持ち直しの動きがみられる」と、8か月ぶりに上方修正しました。
内閣府が発表した「機械受注統計」によりますと、主な機械メーカーが国内の企業からことし4月に受注した金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて9137億円でした。
これは前の月を5.2%上回り、3か月連続で増加しました。
船舶向けのエンジンで大型の受注があったことや、運輸業・郵便業でコンピューター関連の受注が好調だったことなどが主な要因だということです。
これを受けて内閣府は、機械受注の基調判断を「足踏みがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」へと、8か月ぶりに上方修正しました。
内閣府は「人手不足への対応として企業が生産用機械などの自動化を進めていることも堅調な設備投資の背景になっている。引き続き米中貿易摩擦の影響を注視していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB