大手商社の三菱商事は、全国で喫茶店を展開する「コメダホールディングス」と資本提携を結び、今後、「コメダ」の海外への店舗展開などを支援していくことになりました。
発表によりますと、三菱商事は、愛知県に本社を置く「コメダ珈琲店」の持ち株会社である「コメダホールディングス」の株式のおよそ1%を8億9000万円余りで取得することを決め、資本提携を結びました。
コメダは現在、日本国内で喫茶店を830店余りを展開していますが、海外では中国と台湾の合わせて5店にとどまっています。
このため三菱商事は、中国や東南アジアなどの各地の拠点を活用してコメダの海外への出店を支援していくことや、新たなシステムを導入して顧客データを収集し新商品の開発などにつなげることを検討するとしています。
三菱商事は、去年からシンガポールにある関連会社を通じてコメダにコーヒー豆などを供給してきましたが、今回、海外展開などについて両社の思惑が一致し、協業を拡大することになりました。
-- NHK NEWS WEB