花王は新しい家庭用洗剤のキャンペーンの一環として始めた「#BeWHITE」と名付けた取り組みを一時中断しました。肌の色を連想させ、人種差別につながりかねないとの理由です。
会社によりますと、花王は家庭用洗剤の新商品の販売にあわせ、「#BeWHITE」と名付けたキャンペーンを12日からツイッターなどで始めました。
働きやすい環境を整えた企業を「ホワイト企業」と呼ぶことにちなみ、新商品の洗浄力をアピールするとともに、家事の分担の必要性なども訴えるねらいでした。
しかし、社内から「肌の色を連想させ、人種差別につながるおそれがある」という指摘が上がったため、会社は13日、ツイッターなどの公開を一時中断しました。
花王は「混乱を招いて申し訳ありません。インターネット上で世界中に発信されることも考慮して中断を決めました。配慮した表現に改めたうえでキャンペーンを再開したい」としています。
-- NHK NEWS WEB