東京都内の私立中学校の入学試験が1日から始まり、首都圏の中学受験シーズンはピークを迎えています。
大手進学塾によりますと、1日は東京・神奈川・埼玉、それに千葉の1都3県にあるおよそ300の私立や国立の中学校のうち、7割で試験が行われ、首都圏の中学受験シーズンのピークとなっています。
このうち、東京・荒川区にある開成中学校では、試験開始2時間前の午前7時ごろから次々に受験生が到着しました。受験生は保護者や塾の関係者から「頑張って」などと声をかけられ、試験会場に向かっていました。
受験生の1人は「すごく緊張していますが、試験は最後の1分1秒まで、頑張りたいです」と話し、付き添っていた父親(48)は「親も緊張していますが最後まで頑張ってほしいです」と話していました。
大手進学塾によりますと、大学入試センター試験が4年後に大きく変わり思考力や表現力を問う記述式の問題も出される見通しであることから、中学受験でも思考力を問う記述式や作文などを採り入れる学校が増えているということです。
大手進学塾「栄光ゼミナール」の山中亨課長は「今後、求められる思考力や表現力などの指導に力を入れるという学校の姿勢が入試にも反映されているのではないか」と話していました。
-- NHK NEWS WEB