公明党の山口代表は今月26日までの国会の会期の延長はなく、夏の参議院選挙にあわせた「衆参同日選挙」も行われないという見通しを示しました。
安倍総理大臣は夏の参議院選挙にあわせた「衆参同日選挙」には踏み切らない構えですが、内閣不信任決議案の提出を検討する野党側の動向も見極めて、最終的に判断するものと見られます。
これに関連して、公明党の山口代表は兵庫県西宮市で行った街頭演説で、「国会は用意した法案をほぼ成立させるめどが立ったので、延長はないだろう」と述べました。
そのうえで、「参議院選挙は来月4日公示、21日投票で行われると思う。たぶん衆議院の解散はないだろう」と述べ、今月26日までの国会の会期の延長はなく、「衆参同日選挙」も行われないという見通しを示しました。
一方、山口氏は老後の資産形成で「およそ2000万円必要になる」などとした、金融庁の審議会の報告書について、「リアリティーのないことを軽々しく言ってもらっては困る。誤解を生む」と批判しました。
そのうえで、「年金の制度が100年安心なのは間違いない。健康で長生きできる社会をどう作るか知恵を出し合うべきではないか」と指摘しました。
-- NHK NEWS WEB