建て替え工事のため一時、休業している東京 渋谷のファッションビル「渋谷パルコ」が、ことし11月下旬にオープンし、ファッション関連を中心に180の店舗が出店することになりました。
「渋谷パルコ」は、若者の街、渋谷を象徴する商業施設として最新のファッションを発信してきましたが、建物の老朽化などから3年前に一時休業し、地上19階、地下3階の高層ビルへの建て替え工事が進められています。
「渋谷パルコ」を運営する「パルコ」は、18日、オープンの時期をことし11月下旬とし、およそ180店舗が出店する計画を明らかにしました。
このうちファッション関連はおよそ100店舗にのぼり、海外の高級ブランドからレースやフリルをふんだんにあしらった「ロリータファッション」までさまざまな衣料品を扱う店舗が入ります。
外国人観光客を意識した飲食店も多いということで、すしや天ぷら、ラーメンなどの日本食に加えて、完全菜食主義=ヴィーガンの人たちに向けた料理を提供するレストランも入るということです。
さらに、大手ゲーム機メーカー「任天堂」のオフィシャルショップが国内では初めて出店し、ゲームを体験できるコーナーも設けられます。
「パルコ」の牧山浩三社長は「エンターテインメントシティーである渋谷の“へそ”として、非日常を体験できる商業施設にしていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB