山形県鶴岡市の酒造会社では、地震の揺れで建物のしっくいの一部が崩れたほか、出荷を控えた2000本以上の日本酒の瓶が割れるなどの被害が出ています。
鶴岡市大山にある「加藤嘉八郎酒造」によりますと、高く積まれたケースが倒れて1000本を超える酒瓶が割れるなどしたということです。また、出荷前の酒を保存する貯蔵庫なども含め、被害は2000本以上に及ぶとみられるということです。
この会社では19日朝8時ごろから、従業員20人が片づけ作業に当たりました。醸造担当の加藤嘉隆さんは「まだ信じられません。地震直後に見に来たときは絶句しました。『まさか、こんなことになるとは』という思いです。一冬かけて育てたお酒が被害を受け、残念ですが、早く片づけて一日も早く、通常の業務ができるよう復旧作業を進めたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB