東京 杉並区の土地の所有者になりすまし、土地を売却したとするうその登記をしようとしたとして5人が逮捕され、警視庁は積水ハウスから55億円をだまし取った事件の主犯格などで作る「地面師」グループと見て調べています。調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは神奈川県横須賀市の会社役員、喜田泰壽容疑者(61)や、東京 品川区の内田マイク容疑者(65)ら5人です。
警視庁によりますと平成26年9月、東京 杉並区の住宅地にある広さおよそ400平方メートルの土地をめぐって、所有者の50代の男性になりすまして、大田区の不動産業者に土地を売却したとするうその登記をしようとした疑いが持たれています。
警視庁によりますと、5人は土地を無断で売買する、「地面師」グループとみられ、このうち内田容疑者は積水ハウスからおよそ55億円をだまし取ったグループの主犯格の1人とされています。
警視庁は土地を不動産業者に勝手に売却して得た土地代金およそ1億8000万円をだまし取った疑いもあると見て、詐欺の疑いでも捜査しています。
調べに対し、5人は「取り引きに関わっていない」などと供述し、いずれも容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB