震度6強の揺れを観測した新潟県村上市の老舗の酒造会社では、19日朝、工場の点検を行い地震による影響がなかったため通常どおりの営業が行われています。
村上市にある「宮尾酒造」は、「〆張鶴」などの銘柄で知られ、ことしで創業200年を迎える老舗の酒造会社です。
震度6強の揺れを観測した18日夜の地震を受けて19日朝から社員が、工場にある機械が故障していないかや、使っている伏流水の水質に変化がないかなどを入念に点検しました。その結果、問題は見られなかったとして、午前10時ごろから通常どおり営業を始め、清酒を酒瓶に入れるなど商品の出荷に向けた作業を行っていました。
「宮尾酒造」の山口一男総務部長は「昨夜は心配でしたが、特に問題なく営業を始めることができ安心しています。これからも皆さんにおいしい日本酒を届けていきたい」と話していました。
このほか、同じく村上市にある酒造会社の「大洋酒造」も19日、通常どおり営業を行っているということです。
-- NHK NEWS WEB