群馬県に本社がある中堅のコンビニチェーンのセーブオンは、関東甲信越の6県にある、すべての店舗を提携しているローソンの店舗に転換すると発表しました。
発表によりますと、セーブオンは、群馬県や埼玉県など関東甲信越の6つの県で運営する、およそ500の店舗のすべてを、ことしの夏から来年いっぱいをかけて、ローソンに転換するということです。
この会社では、5年前から北陸地方や東北地方などの店舗を業務提携しているローソンに転換した結果、売り上げが20%から30%程度増えたということです。
このため、今回、セーブオンの運営をやめ、ローソンを運営する企業となることで、ポイントカードやチケット販売などサービスを拡充し、売り上げの増加を目指すことにしています。
一方、ローソンはセーブオンの500店舗を加えることで、比較的店舗が少ない関東などの販売網を強化することにしています。
コンビニ業界では業界首位のセブンーイレブンと、それに続く、ファミリーマート、それにローソンの大手3社に集約されるかたちで、再編が続いていて、競争が厳しさを増す中、中堅チェーンが大手との関係を深める動きが、さらに広がることが予想されます。
-- NHK NEWS WEB