東京・新宿区の路上で男性を殴って大けがをさせたとして、ネパール人グループの男ら4人が逮捕され、警視庁はグループがさらに勢力を拡大するおそれがあるとみて実態の解明を進めています。調べに対し容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれもネパール国籍で、東京・新宿区の無職、ラマ・ディリプ容疑者(27)や埼玉県三郷市の会社員、ライ・ミラン容疑者(26)ら4人です。
警視庁によりますと、先月、新宿区百人町の路上で当時19歳の男性を複数回殴ったり蹴ったりして大けがをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
ラマ容疑者らは、日本に住むネパール人のグループ「東京ブラザーズ」のメンバーで、当日は最大で20人余りの仲間を呼び寄せて被害者の男性らを取り囲んだということです。
警視庁は、このグループが中国残留孤児の2世、3世が中心のグループ「ドラゴン」や、元暴走族グループ「関東連合」などのように勢力を拡大するおそれがあるとみて実態の解明と取締りを強化しています。
調べに対し「胸倉はつかんだが誰も殴っていない」などと容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB