埼玉県越谷市の自宅に86歳の父親の遺体を放置したとして、同居している53歳の無職の長男が逮捕されました。警察の調べに対し「死亡届を出すと父親の年金がもらえなくなるので放置した」と供述しているということです。
逮捕されたのは埼玉県越谷市の無職、小池清敬容疑者(53)です。
警察によりますと、小池容疑者は去年12月からことし6月までの間、父親の季男さん(86)の遺体を自宅の居間に放置したとして、死体遺棄の疑いが持たれています。
今月4日に越谷市の職員から「季男さんと数か月間、連絡が取れていない」という相談が寄せられたため、警察が自宅を調べたところ遺体が見つかったということです。
警察の調べに対し容疑を認めたうえで、「死亡届を出すと父親の年金がもらえなくなるので放置した」と供述しているということです。警察は季男さんは病気で死亡したとみて、事件のいきさつなどを詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB