日本をはじめ世界で利用されている企業向けのチャットサービス「スラック」を運営する企業がニューヨーク証券取引所に株式を上場し、時価総額は2兆円余りに達して投資家の期待の高さをうかがわせています。
ニューヨーク株式市場に上場したのは、アメリカのスラック・テクノロジーズで、スマートフォンやパソコンの画面上であらかじめ設定されたメンバーがメッセージをやり取りできる、ビジネス向けのチャットサービス「スラック」を展開しています。
20日、売り出し価格をおよそ50%上回る38ドル62セントの株価で初めての取り引きを終えました。
この結果、スラック・テクノロジーズの時価総額は194億ドル(2兆円余り)に達し、投資家の期待の高さをうかがわせています。
会社によりますと2014年のサービス開始以来、利用者は世界的に増えていて、現在は1000万人を超えるということです。
メッセージやファイルを一元化して管理できることで、業務にかかる時間が短縮できるとして、大手コーヒーチェーンのスターバックスや小売り大手のターゲットなど、アメリカの多くの企業が社内コミュニケーションのために利用しているほか、日本でも働き方改革に対する関心もあって利用が広がっています。
-- NHK NEWS WEB