建設した建物の施工の不備が相次いでいるレオパレス21は、自社が設計し工務店などの他社が施工した760棟余りのアパートでも不備が見つかったことを明らかにしました。
建物の耐火構造が法律の基準を満たさないなどの施工の不備が問題となっているレオパレス21は、1983年から1990年ごろにかけて自社が設計し工務店などの他社が施工した分譲アパートを販売していて、こうした建物4745棟についても調査を進めてきました。
その結果、今月17日までに869棟の調査を終え、766棟のアパートで不備が見つかったことを明らかにしました。
天井裏を仕切る壁が設置されていないなどの不備があったということですが、「他社が施工した建物であり、施工管理の責任などを負うものではない」として、レオパレス21としては補修工事は行わないとしています。
会社では外部の弁護士による調査委員会に原因の究明を依頼していて、来月下旬をめどに役員の責任や再発防止策を盛り込んだ最終報告を取りまとめるということです。
-- NHK NEWS WEB