深刻化する人手不足に対応し従業員の職場環境の改善を図るため、ガストやジョナサンなどを運営するファミリーレストラン最大手の「すかいらーく」は大半の店舗で24時間営業を取りやめることになり、1日から順次営業時間を短縮します。
すかいらーくは、去年12月現在で全国で運営するファミリーレストラン、ガストやジョナサンなど428店舗で24時間営業を行っていましたが、このうちおよそ7割の310店程度で24時間営業を取りやめる方針です。
1日からはおよそ100店舗で24時間営業をとりやめ、このうち横浜市にあるガスト横浜平沼店では、午前2時に営業をいったん終了しました。この店舗では、入り口や看板の営業時間の表記を変更し、午前7時からの開店に備えていました。
この店の高橋佑弥店長は「深夜の若い利用者が減っていて、時代の流れを感じる。営業時間の見直しによって、従業員をランチやディナーの忙しい時間帯に手厚く配置して接客サービスを向上させ、お客さんにさらに笑顔になってもらえるように頑張っていきたい」と話していました。
今回の取り組みは、人手不足が深刻化する一方で深夜の利用客が減っていることから、営業時間を見直して従業員の職場環境の改善を図ることが狙いです。
会社では、24時間営業を取りやめる店舗に加えて、午前5時や午前6時台まで営業している店舗の大部分も原則午前2時までに営業時間を短縮することにしています。
外食業界ではロイヤルホストも東京の1店舗で続けていた24時間営業を1日で終了するなど、営業時間を見直す動きが相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB