カンボジア南部の観光地 シアヌークビルで22日、建設中の建物が倒壊した事故で、犠牲者は28人に増え、日本人3人も軽いけがをしたことがわかりました。警察は建設を行っていた中国企業の責任者などを拘束して、建物が倒壊した原因を調べています。
シアヌークビルでは22日早朝、建設中の7階建ての建物が突然倒壊し、寝泊まりしていたカンボジア人の労働者などこれまでに28人の死亡が確認されました。
建物の隣にあった日本料理店も倒壊に巻き込まれ、経営者の日本人男性と家族の合わせて3人も軽いけがをしていたことがわかりました。
倒壊した建物は中国企業が建設していて、シアヌークビルの知事は地元メディアの取材に対し「この現場では技術的な基準が守られておらず、工事をやめるようこれまでに2度、警告していた」と話しています。
地元の警察は、建設にあたっていた中国企業の責任者など中国人3人とカンボジア人1人を拘束し、建物が倒壊した原因を調べています。
シアヌークビルはカンボジアでも有数のビーチリゾートで、ここ数年は特に中国人観光客が急増し、ホテルやコンドミニアムなどの建設が続いています。
-- NHK NEWS WEB